小川愛海（木村文乃）は私立女子校の国語教師。保守的な家庭に育ち、両親の思惑通りに生きてきたが、次第に結婚や人生そのものに迷い込んでいく。ある日、ジゴロに騙された生徒を助けようと、ナイトクラブに潜り込み、ジゴロクラブ「THE JOKER」のホスト、カオル（ラウル）と出会う。カオルは貧困の中で育ち、文字を読むのも苦手だったが、優しさと努力で何とか生き抜いてきた。当初は縁のなかった二人だが、密かに読み書きや社会性を教え合ううちに徐々に心を通わせ、衝突しながらも理解し合う中で、互いに惹かれ合うようになる。しかし、社会の偏見、非難、嫉妬といった様々な問題が渦巻き、日常を超越した純愛の物語が展開していく。